楽山大仏の成り立ち

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唐の時代、岷江のはんらん を鎮めるため、1人の仏教僧が世界のどこにもない
巨大大仏の造営 に着手した。
完成までに90年、高さ71メートルの楽山大仏は中国仏教文化が成し遂げた
金字塔のひとつとして、世界遺産に登録された。

その楽山大仏の西には、一大仏教霊山となった峨眉山がある。
深い峡谷を成すふもとから、絶壁がそそりたつ山頂まで
びっしりと森に覆われる自然の宝庫だ。

この山には1世紀ごろから仏教徒が訪れ始め、普賢菩薩のすむ山と見立てられて
いたことから、特に唐と宋の時代に多くの仏教寺院が建立された。

文化大革命後、一度は宗教を拒 絶した中国にあって、峨眉山にはなお、
多くの信者が巡礼に訪れる。
頂上・休憩所の滝は一服の
清涼感を与えてくれます。
楽山大仏